こんにちは。ダタク [ @iQeeeda ] です。
7 年ほど前、東南アジアを旅行したとき、僕の英語はまったく通じませんでした。
奥さんが英語ペラペラなのをいいことに、会話は全部おまかせ。
自分の英語脳は、完全にオフの状態だったわけです。
それが今では、脳内で日本語をはさまずに英語を組み立てられるくらいにはなりました。
(ミスは多いし、パフォーマンスも良くはないですが。)
先に結論です。教材選びより、「続く仕組み」のほうがずっと大事でした。
- 伸びたのは、マレーシア移住を前に腰を据えてやった 1 年だけ。1 日 5〜10 分ではなく、2〜3 時間ぶつけた期間だった
- 発音と耳の下地は、「英語耳」のシャドーイングで作れた
- でも机の上の勉強だけでは、いつまでもしゃべれるようにはならない
- オンライン英会話 (DMM) は、レッスンの本数を増やすより予習・復習のほうが効いた
- 発音矯正は ELSA Speak がかなり効いた。ただし数ヶ月で発音記号の基礎を固めたら卒業でいい
- そのあと Speak や GPT Live で会話練習に移る、が今からやるならオススメの順番
※ 全部、僕自身の遍歴の話です。万人向けの最短ルートではありません。
今回は「英語を独学でどう話せるようにしていったか」という、遠回りだらけの遍歴の話をします。
それでは、順番に振り返っていきます。
東南アジアで英語がまったく通じなかった話
きっかけは、さっきの旅行です。
旅行英語のカタコトしか持っていない僕は、東南アジアで完全に撃沈しました。
聞き取れないし、言いたいことも出てこない。
英語圏では、相手が意図を汲み取ってくれていただけ。
自分の実力だと勘違いしていたのが、ここではっきりバレたわけです。
帰国して、その日のうちに英語学習をスタートしました。
意気込みだけは、一丁前でした。
「英語耳」のシャドーイングで発音の下地を作った
最初に下地を作ってくれたのが、「英語耳」という発音の本です。
「発音できない音は聞き取れない」という考え方の一冊で、松澤喜好さんによるロングセラーですね。
奥さんに「1 年やったらネイティブに勘違いされるくらい発音が良くなる」と薦められて、半信半疑で始めました。
シャドーイングが「あうあう」になる問題
始めて 3 日目。
難易度はちょうど良かったんですが、シャドーイングで盛大につまずきました。
音声を追いかけて発音しようとすると、自分の声が「あうあうあ〜」になってしまうんです。
口が全然ついてこない。
それでも、下手なりに毎日続けているうちに、だんだん形にはなってきました。
発音矯正そのものを腰を据えてやり直すのは、もう少しあと、アプリを使うようになってからです。
毎日 2 分 × 3 セットを 3 ヶ月
やったことは、拍子抜けするくらいシンプルです。
「英語耳」ともう一冊だけを、1 ヶ月ほど愚直に。
リモートワークを始めてからは、毎日 2 分 × 3 セットのシャドーイングを続けました。
これを 3 ヶ月マジメにやったら、発音も耳も相当よくなった実感があります。
派手さはゼロですが、下地としては効きました。
DMM 英会話はレッスンの本数より予習・復習
下地はできた。でも、しゃべれるかは別問題でした。
ある日、知人が紹介してくれた仕事が英語を使う案件で、日曜に英語で面談することが、その場で決まってしまいました。
旅行のカタコトしかない僕は、急いで DMM 英会話 を始めます。
初回のレッスンで、見事に爆死しました。
面談まで、残された時間は 3 日。
結果は中身ガタガタのパッション頼みで、うまくはいきませんでした。
ただ、その短い期間で分かったことがあります。
レッスンは本数を増やすより、準備のほうがよっぽど効くということです。
- レッスンは 1 本でいい。数を増やすより中身
- ぶっこむフレーズを事前に仕込んでおく
- 教材も先に読んで、答えを準備しておく
手ぶらでレッスンに入ると、テンパって沈黙するだけ。
「話す場」は準備を試す場所であって、準備そのものじゃないんですよね。
ちなみに、当時の DMM 英会話の教材は、今は Engoo のデイリーニュースとして無料で読めます。
音声読み上げも付いたので、今はリーディングとシャドーイングの素材として毎日使っています。
AI 英会話が毎日の練習相手になった
そこからは、続けられる練習相手を探す旅でした。
人間の先生とのレッスンは効くけれど、予約も緊張もハードルが高い。
毎日となると、なかなか続きません。
そこで手を出したのが、AI を使った英語アプリです。
用途がはっきり分かれていて、僕は 2 つを別々の目的で使いました。
- 発音矯正なら ELSA Speak 。腰を据えて発音をやり直したのはこれ
- 会話練習なら Speak 。AI 英会話アプリとしていちばんしっくり来た
発音矯正でちゃんと試したのは ELSA Speak
「英語耳」で下地は作ったものの、発音を単体で鍛え直したいとずっと思っていました。
そこで課金して続けたのが、発音矯正アプリの ELSA Speak です。
結論から言うと、発音矯正の効果はかなりありました。
自分の発音を判定して、どの音がずれているかを指摘してくれるので、独学でいちばん分かりにくい「合っているのかどうか」がはっきりします。
ただ、褒めてばかりもいられません。
- 当時はアプリの不具合が多かった
- UI もあまりモダンではなく、やっていて面白いものではない
- 発音コースの進捗が端末間でまったく同期されず、そこだけはずっと困っていた
- 年額はそれなりにするので、継続するか毎年悩ましい (半額セールで年 6,990 円のときもありました)
なので、ずっと続けるアプリだとは僕は思っていません。
むしろ「発音記号の基礎をマスターするまで」と割り切って、短期集中で使うのが向いています。
- 今から始めるなら、まず ELSA Speak を月額課金で数ヶ月だけやる
- 発音記号の基礎をマスターしたら、そこで卒業
- あとは Speak や GPT Live で会話練習に移る。これが僕のオススメの順番です
会話練習に落ち着いたのは Speak
一方、話す練習そのものに使ったのが Speak です。
良かったのは、間違えた箇所の反復練習とフィードバックまで面倒を見てくれるところ。
「ChatGPT で英会話しろ」とよく言われますが、素の ChatGPT は英会話用に UI が最適化されていません。
僕が使った感じでは、Speak はそこをちゃんとケアしてくれました。
※ Speak は裏で OpenAI の API を使っているようで、ChatGPT 側が落ちたときに Speak も一緒に止まっていたことがありました。便利な一方で、そこは依存の怖さも感じます。
GPT Live がやっと英会話として成立した
そして今、いちばんの練習相手になっているのが GPT Live です。
正直これまでの機械音声は「テンポが悪い」「非効率だ」と感じていたんですが、GPT Live ではいよいよ本当に英会話として成立するようになりました。
使い方は GPT Live 英会話のやり方 に詳しくまとめたので、興味があればどうぞ。
たどり着いた「脳内英語化」
派手なブレイクスルーがあったわけではありません。
ただ、あるとき英語のレッスン中に「自分のステージが上がったな」とはっきり感じた瞬間がありました。
ほぼ脳内で日本語を使わずに、英語をすぐ組み立てられる感覚です。
(相変わらずミスは多いので、そこは精度を上げていくところですが。)
英語学習はダラダラ 7 年より本気の 1 年
ここまで書いておいてなんですが、正直、年数にはあまり意味がありません。
マレーシアに移ると決めて、その 1 年前からようやくちゃんとやりだしました。
伸びたのは、間違いなくその期間です。
では「ちゃんとやる」がどれくらいの量かというと、僕の実感はこうです。
- 1 日 5〜10 分 ( Duolingo を 1 レッスンなど) — 学習を習慣づけるにはいい。ただ、話せるようになるという意味ではほぼ効かない
- 1 日 2〜3 時間 — これを続けて、ようやく今のレベルになった
同じことを言っている人もいます。
30 歳まで英語ゼロからネイティブと会話できるようになった田中渓さんも、1 日 5 分や週 1 では伸びず、一定期間は毎日 2〜3 時間やる必要がある、と話していました。
それまでは、やったりやらなかったりのダラダラでした。
だから結局、英語は「才能」でも「留学」でもなく、まとまった時間を毎日ぶつけられるかどうかなんだと思います。
AI 英会話は、その毎日のハードルを下げてくれる道具です。
大事なのは、どれだけ続けたかじゃなく、どこで本気になったか。
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