海外移住で日本の電話認証に詰まるイメージ

【実録】海外移住で日本の電話認証と OTP に詰んだ話【0120】

0120 は日本国内専用なので、海外からは繋がりません。ワンタイムパスワードを解除しようとしたら解除にも OTP が要る、再登録には確認コール。海外移住で日本の電話認証に詰んだ実話と、移住前にやるべき認証の棚卸しを解説します!

海外移住で日本の電話認証に詰まるイメージ

こんにちは。ダタク @iQeeeda です。

僕にとって海外生活で一番きついのは、言語でもビザでもありません。
日本のサービスにログインできなくなることです。

しかも、つまずくポイントがほぼ全部「電話」なんですよね。
0120 にかけられない、電話認証が通らない。海外にいると、これで簡単に手が止まります。

結論: 海外からは日本の電話認証を突破できない

先に結論です。

  • 0120 (フリーダイヤル) は日本国内専用。海外からはそもそも繋がらない
  • ワンタイムパスワードの再設定で確認コールを求められると、そこから先に進めない
  • 問い合わせ導線が電話しかないサービスは、海外在住だと打つ手がなくなる
  • 予防策は、移住前の「認証方式の棚卸し」くらいだと思っています

※ 全部、僕が実際に踏んだ話です。

今回は、マレーシアに住みながら日本のサービスと格闘した記録を書きます。
それでは解説していきます。

0120 は海外からかけられない

まず大前提から。

日本のフリーダイヤルは、海外からかけても繋がりません。
これは僕の体感ではなく、NTT ドコモビジネスの公式 FAQ に明記されています。

海外からはおつなぎできません。
フリーダイヤルは、日本国内専用のサービスです。

つまり、サポート窓口がフリーダイヤルしかないサービスは、海外在住者にとって窓口が存在しないのと同じです。

ここに「本人確認は電話で」という日本のお作法が乗ってくると、復旧の手段が一つもなくなります。

電話をかけるのをためらう人のイラスト

ワンタイムパスワードの解除に、ワンタイムパスワードが要る

ここからは実際に踏んだ話です。2025 年 11 月、西日本シティ銀行のインターネットバンキングでの出来事でした。

ある日、ワンタイムパスワード (OTP) がなぜか発行できなくなりました。
原因は分かりません。とにかくコードが手に入らない状態です。

じゃあ一度解除して登録し直そう。
そう思って解除画面を開いたら、こう言われました。

ワンタイムパスワードを入力してください

発行できないものを入力しろと言われても、こちらにできることはありません。
鍵を家の中に置いたまま玄関を閉めた気分です。

ワンタイムパスワードのイラスト

「解除」も OTP が必要な取引だと公式に書いてある

これは僕の勘違いではありませんでした。

西日本シティ銀行の公式ページには、OTP を使う取引の一覧に「ワンタイムパスワード利用解除」がしっかり載っています。
仕様どおりに詰まったわけですね。

新規登録には 0120 への確認コールが必要だった

では新しく登録し直せばいいかというと、そちらも条件が合いませんでした。
当時、OTP の新規登録には確認コールが必要で、アプリに表示された発信先が 0120 の番号だったからです。

そう、さっき書いた番号ですね。

  • コードの発行は、原因不明のまま止まっている
  • 解除するには、その発行できないコードが要る
  • 再登録するには、海外から繋がらない番号への電話が要る

出口がすべて塞がっていて、このときは正直、詰んだと思いました。

ちなみにこの OTP は、今も解決していません。

Vpass はメルマガ解除にも電話コール認証を求めてくる

銀行だけの話ではありません。

三井住友カードの会員サイト Vpass では、メルマガを解除するだけで電話コール認証を求められました。2026 年 1 月のことです。

解約でも住所変更でもなく、届くメールを止めたいだけ。
それでも、海外にいると通らない電話認証をやらされる。

認証まわりで足止めを食らったのはこれが初めてではなくて、ドメイン変更でパスキーを吹き飛ばした話も別で書きました。

Vpass の AI オペレータの先に人間がいない

話は変わって 2026 年 5 月、今度はクレジットカードが使えなくなって問い合わせようとしたときのことです。

  • 電話に出るのは AI オペレータ
  • 聞き取りミスが多く、話が前に進まない
  • 途中で強制終了される
  • 海外からかけているので、当然ながら国際通話料がかかる

そしてとどめに、Web から人間とチャットする導線が見当たりませんでした。

聞きたいことがあるのに、聞ける相手がいない。
これはさすがに堪えました。

※ その後に調べたら、有人のチャットオペレータ自体は用意されているようです。当時の僕には、そこまでたどり着けませんでした。

AI オペレータを表すロボットのイラスト

海外移住前にやるべき認証まわりの棚卸し

ここまで文句ばかり書きましたが、僕の側にも準備不足はありました。
移住前に戻れるなら、こうしておきます。

  • 日本の電話番号は簡単に手放さない (発信者番号で本人確認する方式は、番号がないと通らない)
  • 認証方式を選べるサービスなら、アプリ認証やメール認証に寄せておく
  • ワンタイムパスワードは「解除と再登録の手順」まで先に読んでおく
  • 電話以外の問い合わせ導線がないサービスは、出国前に一度考え直す

とくに 3 つ目です。
登録の手順は誰でも読みますが、解除と再登録の手順まで読む人は少ないと思います。僕も読んでいませんでした。

海外で効いてくるのは、平常時の手順ではなく復旧の手順のほうでした。

指差し確認をする人のイラスト

Wise の口座開設も 、なかなかの道のりでした。

西日本シティ銀行の口座は帰国後に解約します

ちなみにこの口座は、帰国したタイミングで解約するつもりです。
理由は 2 つあります。

  • ネットバンキングと本人確認の体験が、僕にはどうしても合わなかったこと
  • 2026 年 4 月の、職員の SNS 投稿で顧客情報が外部から閲覧可能な状態になった件

後者は、職員が営業店の執務室内を撮影した動画や画像をインターネットに投稿したというもので、銀行が 4 月 30 日に公表しています。
当初の公表は氏名のみ 7 名でしたが、その後の追加調査で、個人のお客さま 8 名の情報と法人のお客さま 19 社の名称が閲覧可能な状態だったと発表されました。

そして、このお詫びに載っているお客さま問い合わせ窓口も、やっぱり 0120 でした。
自分の情報が含まれていたのか聞きたくても、海外からはかけられません。

日本のサービスの丁寧さは、利用者が国内にいることを前提に組まれている。
移住してはじめて、そこが見えた気がします。

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